管理番号 | 新品 :59987826 | 発売日 | 2024/12/14 | 定価 | 16,000円 | 型番 | 59987826 | ||
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カテゴリ |
製品: バンダイ HGUCシリーズ
サイズ: 1/144スケール
使用頻度:2024.02/18完成備考:劇中機が使用しているマシンガン&サーベルの追加あり バトルオペレーションのコードフェアリーに登場するキリーギャレット少佐専用機のザクⅡです。以前も出品しましたが今回からは武装の再現にも踏み込んでいます。MMP-80マシンガンとヒートサーベルを追加。射撃&接近戦 の主だった立ち回りで使用するものを装備できるようにしたので立ち姿の充実感もより劇中機らしく。全塗装作例なのでどうでもいい事かもしれませんがリヴァイブ版の量産型ザクから作っています。シャアザクとの唯一の相違点となっているランドセル開口部の違いをノズル追加によりほかのS型とも違う専用造形にアレンジ。 そのほかザクの定番工作であるモノアイ関係のクリアレンズ化やスパイクアーマーの鋭利化。さらにはこの製品の欠点ともいえる、持ちづらさで有名な純正ザクマシンガンを余裕で保持できるようにする工作などもおこなってあります。エンブレム類には「ハーピー」はもちろん、ブルーのジオン公国章やジオニック社エンブレム、そしてさりげなくノイジーフェアリー隊エンブレムも使用していたりします。
◇キット構成への工作点頭部のブレードアンテナを鋭利化&頭部側面にドリル工作による2連穴モールド追加。モノアイをHアイズ使用によるクリアーレンズ化。 モノアイMSの定番工作。黒いモノアイレール部に2.5mm径のドリル穴を掘り、その底部に2.2mmレンズを取り付けた構造。 ランナー色クリアーピンクのレンズを蛍光ピンクで塗装した発色です。胸部上面の首の両脇のブルー部にパネル造形を×2ずつ追加。 「08MS小隊」劇中で、ノリスのB3グフがここから信号弾を発射していたイメージから、それらしい発射機構が内臓されているらしき外観を持たせる意図の造形追加です。左肩のスパイクアーマー×3を延長鋭利化工作。 先端を切り落としてランナーを接着し、それをナイフでエンピツの芯を尖らせていく要領で鋭くしてゆく手法。30年以上にも渡って使われているガンプラの古典的工作。ヒジ装甲(ブラック部)先端にパネル造形追加。コトブキヤMSGの角モールドⅡ(ランナーP125)から使用。前腕のヒジ回転軸側面に「÷」モールド入りの〇(まる)いパネル造形(ブラック部)を追加。初代HGUCからリヴァイブ版に更新された際にここがツルツルになって失われた造形を蘇らせる工作。ランドセル上側の四角い開口部×2にダクトノズルを並べて追加(レッド部)。 リヴァイブ版の量産型ザクがシャアザクとの唯一明確な違いになっている箇所(シャアザクはこの開口部から小さい丸ノズルが出ている)ですが、ランドセル外装だけ開口していて内部に平面を露出させておくのはもったいないのでシャアザクよりも大きな四角ノズルを追加しました。バーニア内径色と同じレッドに仕上げてあります。ヒザ装甲(ブラック部)にもパネル造形追加。前述のヒジとおなじくコトブキヤMSGの角モールドⅡ(ランナーP125)から使用。MMP-80 90mmマシンガンを武装に追加。 HGUC1/144ザクⅡ改(FZザク)付属のものを原型としたレジンキャスト製。 劇中のキリーギャレット機がメイン武装として持っている銃器の再現です。 製法上、一体成形では作れないのでガンプラのものとはパーツ構成が異なり、銃口部が別パーツ。1mmアルミ線を軸線として通し固定しています。 またFZザクとこのザクとでは保持の互換性がないのでグリップ部をスリム化することでフィッティング工作。そのほか造形が潰れやすい箇所をメッキビーズ工作で作り直してあります。ヒートサーベルも武装に追加。 HGUC1/144グフのリヴァイブ版が持つ純正品です。 これもキリーザク劇中再現のための追加導入品。保持にはヒートホーク持ち手が推奨です(グリップが細いので)。ザクマシンガンの光学センサー部にHアイズを使用しクリアーレンズ化。ザクマシンガンのストックを加工。 このキットのザクマシンガンは初代HGUCザクと違いストック形状が大きく自転車のサドルみたいな平たいかたちをしています。ほとんど肩~上腕あたりにストックをあててホールドするしかなく持たせづらいことこのうえないので、先代HGUC版のような横幅のないスリムなスタイルに加工してあります。脇に抱えてワンハンドショットするスタイルなどもらくらくできるようになりました。ザクバズーカの光学センサー部には30MMカスタマイズマテリアルのレンズ(クリアーピンク)を装着しクリアーレンズ化。レンズをのぞきこむとガンクロス模様がみえるオシャレなシロモノです。レンズ径が大きくザク本体のモノアイ等に使えず持て余し気味な資材なので、ここぞとばかりに使用しました。前述のバズーカの光学センサーの後面の空洞をマルイチ形状のパーツ(コトブキヤMSGマイナスモールド)で塞ぎディテール化。 お約束のバンダイ手抜き造形箇所を造形化しつつ埋める工作です。
また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました(彩り追加の工作)。
全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理&パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装(つや消しコート含む)。 ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はグレーまたはブラウン系を使用しています。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。
塗装パターンはキリー・ギャレット機の劇中パーソナルカラー。 ユーマ・ライトニングと錯覚するような配色ですがこのキリーザクのほうがブルーがやや濃いめ・若干パープル寄り。 上腕部もホワイト という配色です。 銃器類は銃身・外装とでツートーン化するなど配色細分化。ヒートサーベルとヒートホークは抜刀した灼熱状態仕上げです。足裏のツメ部はスターブライトプラスでゴールド仕上げ。フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色シアンを混ぜてのブルー寄りなガンメタル。ヒジやヒザ関節のインナーフレームや股の関節はパールゴールド。 これらメタル系は外装部と違いクリアー表現です。
◇以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)ホワイト部 ホワイト90% ミディアムブルー10% シャドー部にはミディアムブルーでさらに暗くしたものを使用ブルー部 ホワイト70% ウルトラブルー20% マイザーパープル10% シャドー部にはウルトラブルーで暗くしたものを使用レッド部 スカーレット60% ブライトレッド40%ブラック部 ブラック80% ホワイト20% 関節などのガンメタル部 シルバー60% 純色シアン20% ブラック20%ゴールド部 スターブライトプラス100%ヒート武器の灼熱表現 ベース色オレンジイエロー100% 外周スカーレットを足してレッド寄りに サーベルは切っ先側にクリアー部(ランナー色)を残し蛍光イエローでコーティング塗装 ~のグラデーションパターン
細部に使用した市販品デカールは主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。 ホワイト面にはオレンジもしくはグレー系とのツートーンの書体を使用、ブルーやブラックの面にはホワイトの書体を使用するパターンです。ピン打ちリベット工作をおこなった箇所には絶版品のNCデカール(使いづらいほどの極小表記)を使用。バンダイ製水転写デカールも若干使用あり 1.キリー・ギャレットのパーソナルエンブレムであるハーピー 使用箇所は 右肩シールド/左肩スパイクアーマー前面 2.ランドセルまわりの細部表記ホワイトラインデカールを腰フロントアーマーの両脇で使用(HJデカール)足首つま先にはハイキューパーツ製のラインデカール(光沢のシルバー)を使用そのほか一部でクラウドデカールも導入して細部表記に使用してあります。
自作品の水転写デカールも数種を使用。 クリアデカールにレーザープリンターで印刷したもので水ににじむ心配なく使用できるものです。 定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するスーパーハードタイプ)を使用。 1. ジオン公国章「PRINCIPALITY OF ZEON」(ブルー)。 ジ・オリジン系で多くみられる「ZEON」を大きくあしらわれたデザイン。使用箇所は右胸/右肩シールド面/右脚大腿部前面/左脚側面2.ノイジーフェアリー隊エンブレム(パープル)。 キリーさんは指揮官ではあっても普段のミッションに参戦していたわけではないので、主張を控えめに右肩の後面のみに使用しました。3.ジオニック社エンブレム「ZN ZEONIC」。 バンダイ製水転写デカールにもないザクやグフやゲルググを作った会社のロゴ。ツイマッド社(ドムやギャン)から主流を奪ったという自負・うぬぼれか、わざわざ主張すらしなくなった? そのエンブレムを自作。図柄は公式資料や市販品グッズから作成。 右脚側面には四角くまとめたデザインを、左足首の側面には横長表記のデザインを使用。 4.大腿部の細部表記(ブラック/ブルーのツートーン)。 私のデカール使用パターンではお約束になっている、左右いずれかの大腿部前面に使用する文字密度の高いデカール部を、独自に描き起こしたもの。使用箇所は左の大腿部前面。5.関節可動部警告表記BEWARE・CAUTION・ローテーションハザード・装着ラッチ など諸々のお約束デザイン(歴代の自作デカールの累計)。 製品版には無いデザインやカラーを使うため、前述したエンブレムのようなシンボル的なものだけでなく関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。
機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。色はゴールドメッキとシルバーメッキ。サイズは1.5mmと2mm。 ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています
◇機体本体以外の付属品は
MMP-80 90mmマシンガン(追加品) FZザクのマシンガンです。 一年戦争後期の機体が使用するタイプの銃器。レジンキャスト製(ガレージキットとおなじ)ですヒートサーベル(追加品) リヴァイブ版グフの武器。前述のマシンガン同様、キリーギャレット専用機の使用武器ですザクマシンガン フォアグリップが可動します。 ストック形状を加工し持たせやすく改造してあります。ザクバズーカ グリップが前後可動するので肩にかついでホールドする持たせ方も難なくおこなえますヒートホーク ブレード部が灼熱状態な色で塗装してありますヒートホーク携行ラック 腰まわりに取り付け可能。「C」の字張力でヒートホーク軸をはさんで固定すします手首バリエーションは 銃器持ち手(左右)/握り拳兼武器持ち手(左右)/ヒートホーク持ち手(右)/平手(左) 計6個になりますブレードアンテナなしの坊主ヘッド 塗装完成済み。差し替えも可能ですザクマシンガンの予備ドラムマガジン 腰まわりに3つある3mm径武装ラッチ等で装着携行可能。ザクマシンガンに装着済みのものと同じものなので交換も可能アクションベース固定ジョイント 市販品ベース固定軸の取り付け穴がザクの股下にないのでその穴を後付けするジョイントです腰回りのゴム製アーマー(未使用) シャアザクがガンダムを空間戦闘で蹴っ飛ばしたシーンを余裕で再現するためのゴム製のアーマー部。プヨプヨにやわらかいので、塗装しても塗料が粉々になり使い物にならないので包装を開封すらしていない未使用のままです。ホイルシール(未使用)組立説明書
以上です。キリーギャレットのザクは機体のみならば全塗装で単品キットから作れますが、武装を完全に再現するとなると他のキットから部品どりを考えざるを得ません。とはいえ武装ロストした犠牲キットをいくつも出すような無駄はモデラー価値観としては許せませんので自前で生産できるよう体制を整えたわけですが、FZザクがなかなか適正価格で都合つかなかったもので、半年ほど複製もままなりませんでした。このうえヒートランサーを某限定イフリートから部品どりするとかあり得ませんのでご無体な要望はご容赦を。Code Fairyをプレーしてキリーギャレットが美人パイロットだと知って以来、脳内パイロット名鑑に加えてしまった方々にこそどうぞ