径 約13.5センチ前後高さ 約7.6センチ前後明時代の福州窯で焼かれた(無地)人形手と呼ばれる青磁茶碗か、もしくは側面に猫掻きの跡が確認できますので、村田珠光が愛玩して止まなかった 珠光青磁と呼ばれる類いの茶碗かと思います。陶器辞典によると、【村田珠光がこの様式の茶碗を好んだと伝えられるところから》内外面に猫掻き手といわれる櫛目(くしめ)文様があり、淡黄褐色または灰緑色を呈する青磁。主に中国産で、茶碗のほかに鉢・花入れなどがある。】とあります。この茶碗と共通点が多いです。この茶碗にも薄く見られる上品な猫掻きの櫛目も、景色となっております。手取りはずしりと重く、風格を感じさせます。高台は竹節で、これも別格の味わいがあります。完品。伝世です。宜しくお願い致します。Ω宅急便 60サイズ